肩こり治療での接骨院選び

・肩こりは放っておいても良くならない

肩こりは、腰痛、首の痛みなどと同様にオフィスワークでパソコン・タブレットなどの目を使う仕事の人に多く見られる症状です。長時間の同じ姿勢での作業や、目を使う仕事や趣味、運動不足、冷えによる血行不良などから起こりやすいです。またもともとの体質や遺伝によるもの、骨格のゆがみや体型など、多くの要因が複合して起こるという見方もあります。適度な運動やストレッチ、仕事の合間に適切な間隔で休息を取るなどの改善方法はありますが、たくさんの仕事や、目や手先を使う趣味、多くの情報機器に囲まれて生きる現代社会の人間にとっては、なかなかそれらの実行もままなりません。とはいえ、そのまま放置していても改善することはなく、同じ生活を続けていけば、ひどくなることもありえます。ひどくなれば、さらに頭痛や痛みによる集中力の欠如などの生活への弊害も出ます。どこかのタイミングで何らかの策を講じなければ、いつまでも辛い肩の痛みを抱えて生活を続けざるを得ません。

・肩こりは接骨院へ

ひどい肩こりは当然のことながら、疲れたな、と感じたら、解消できる方法を探しますが、接骨院や整骨院での施術は良い選択肢の一つです。ひどくなる前に痛みや肩のだるさを解消することで、生活にも活力が沸くことはもちろんですが、早めに解消することで、原因となっている血行不良を軽い症状のうちに解消することができるのです。一度ひどくなったコリや痛みは体に蓄積して、一度や二度の施術では解消されにくくなります。
接骨院では、肩のコリの緩和のための電気治療やマッサージだけでなく、その痛みの元となっている骨格の歪みや血行不良の解消にも手を尽くしてくれます。骨格の歪みというと、恐ろしい気持ちになりますが、私たちの体の骨は普段の何気ない動作などで不自然な形にゆがんでいることは多いのです。そうやって蓄積されたゆがみを元に戻し、正しい骨格を取り戻すことで、無理のない姿勢を取ることができるようになり、コリや痛みを根本から治すことができるのです

・接骨院で行う施術

接骨院での施術は、問診や触診から始まります。筋肉や骨の状態を手で触れ、目で見て確認していく大切な行程です。レントゲンを撮ったり、検査をしたりするのではなく、私たちの体に直接アプローチする技です。固くなっている筋肉は血行が悪く、動きも悪くなっています。また、歪んだ骨格によって正常に動くはずの可動域が狭まって、カラダの動きはさらに鈍くなっています。その部分を見極めて、動きの悪くなった固まった筋肉をほぐし、骨の関節の可動域を元の状態に戻していくと、動きが楽になるのです。
接骨院では、痛い部分やコリを見極めた後で、電気治療で血行促進や施術の効果アップのためにウォーミングアップをしてから、機械によらず人の手によって骨格の矯正や痛い部分の緩和のためのマッサージなどが施されます。筋肉が傷んでいれば、補強のためのテーピングなども行われ、施術後は私たちの本来の姿により近い骨格の状態となっているはずです。ゆがみや痛みの浅い早期の来院で、よりその効果は高くなります。もし接骨院で肩こり治療を受けるのであれば、こりをほぐすことや、骨格矯正を得意としているところを選ぶと良いでしょう。