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腰痛になった時、接骨院と整形外科で受けるそれぞれのメリット

・接骨院と整形外科

腰痛は慢性的な痛みとコリ、歩いたり長時間座ったりしている姿勢が辛いなど、深刻な悩みです。そして、現代社会では、パソコンやOA機器の導入が増え、長時間作業をしていると、腰痛ばかりかほかの部位への影響も出てきます。たとえ仕事で使用しなくても、自宅の余暇をそうしたもので過ごす機会が増えていることから、腰痛に悩む人が増えているのが現状です。中高年だけでなく、若い世代にも腰痛が増えているのも、そうした生活の変化が関係していると言えるでしょう。
こうした慢性的な痛みには、接骨院や整形外科医院などでの専門的なケアが必要となってきます。今さら、今まで続けてきた生活習慣や仕事の内容を変えるわけにはいかないという人は、定期的に施術を受けるようにして、痛みの改善を続けることが大切です。悪化を防ぎ、より快適に毎日を暮らすために体のケアをしてあげる必要があります。

・接骨院でケアするメリット

接骨院での腰痛のケアは、触診から始まります。どの部分が痛むのか、どこの痛みが強いのかを実際に柔道整復師の資格を持ったプロフェッショナルが体の筋肉を押しながら確認していきます。腰痛は広範囲に痛みが生じることもしばしばあるため、背中から腰まわり、臀部までしっかりと痛い部分を探り、また範囲と同時に、痛みの強弱も確認していきます。原因が不明のものも多くありますが、痛みの原因に心当たりがある場合にはそれもあわせて聞きます。触診によって筋肉の張り具合や固さを診ることはできますが、痛みの度合いはきちんと言葉で伝えることも大切です。痛みの部位と程度が確認できたら、その痛みを取り除く施術を行っていきます。
治療には電気治療や手技があります。電気治療は低周波の電気を機械によって体に流すことで、筋肉や筋を柔らかく戻す効果があります。手技では筋肉を和らげ、骨の歪みの矯正とコリの緩和、そしてリンパの流れをスムーズにすることで、痛い部分を直接的に緩和させます。施術中、施術後は個人差はあれど、筋肉がほぐれて気持ちいいと感じることが多いようです。このように接骨院では薬や手術を用いません。それが大きなメリットです。薬や手術に抵抗がある人にはお勧めできる方法だと言えます。

・整形外科を利用するメリット

整形外科では、レントゲンなどの検査を行い、診察、治療を行います。ここでの治療は、投薬や注射、外科手術が中心となります。また接骨院、整骨院のような電気治療やマシーンによる牽引なども行います。医療スタッフは、医師、看護師、レントゲン技師、理学療法士などがいます。血液検査なども行うことができるため、腰痛の原因が内科の疾患によるものである場合に発見しやすいというメリットがあります。
腰痛の原因を探るためにレントゲン、筋電図、MRIなどの各種検査を、それぞれの症状などに合わせて行っていきます。腰痛の原因には、骨や筋肉によるものとそうではなく他の疾病から来ている場合のものがあり、そのために細かな検査を行う場合もあります。治療ではその人の症状や原因に合わせて、痛み止めの内服薬、注射、外用薬の処方から、理学療法士による牽引などの理学療法、リハビリテーションも行われます。必要な場合には、手術も行われることがありますが、その際も術後のリハビリテーションがあります。