マッサージ後の効果的なトリートメント
・マッサージの影響
マッサージは、現在さまざまな手法や種類のものがあり、リラクゼーションルームや治療院、エステティックサロンなど、いろいろな場所で行われています。あんまマッサージ指圧師(あマし師)の資格を持った施術者や、他のリラクゼーションの技術や資格を持った施術者など、それぞれが特徴ある施術を行っています。鍼灸院や治療院では多くの場合、あマし師、はり師、きゅう師の3つの資格を持ったあはき師と呼ばれる施術者によって行われています。接骨院や整骨院でも同様の施術が行われていますが、厳密に言うとマッサージとは少し意味合いや施術方法が異なります。
いずれにせよ、こうした施術は実際には自分で運動をしたわけではありませんが、多くの場合にはそれと同様の筋肉や神経、関節に刺激を与えているため、施術の後は何らかの体の反応があるはずです。だるさや体の重さを感じる場合もあるようですが、これも施術の後の体の反応と考えられます。
・マッサージをした後のトリートメント
施術の後の状態は、体がリラックスをしているので、それによって一時的にさまざまな反応が起こります。そのため、せっかく気持ちよくなったのにまた症状がぶり返したと勘違いすることも多く、コリ返し、モミ返しなどといった表現が聞かれることとなります。施術中、体の中は血液の流れやリンパの流れ、筋肉やスジ、関節などの調整が行われています。間違った状態の体を正そうとするこれらの施術によって、正しい状態になったり、老廃物や疲労や痛みの原因物質を体内から押し出そうとしたりする代謝の力が働くように促されています。この状態は施術後のしばらくの間も続き、そういった反応となって体に現れることになるのです。この反応は人の体の自然なもので、治ろう、治そうとする力でもあります。そのため、こうした施術を行った後は、体を正しいトリートメントでいたわり、無理のない過ごし方をすることが必要です。
・マッサージをした後の過ごし方
施術後のトリートメントとして、マッサージの場合には体内の老廃物や体の中の余計な悪いものを外に押し出そうとする働きを助けるために、水分を多く取るように心がけることが良いとされます。これは施術前にも言えますが、血流やリンパの流れをよくして循環をスムーズにすることが期待できるため、悪いものを押し出すのを助けるために新しい水分を体に与えてやることが、たいへん有効と考えられています。また、温泉やスパ、スーパー銭湯といった場所で、リラクゼーションやマッサージの設備を持っていることは多いようですが、血流をよくするための入浴というのも、施術の効果をアップさせることにつながります。ただし、こちらの場合には施術前に入ることが勧められ、施術後は血流がさらに促進されることで、余計なだるさを感じることもあります。これはリラックスしすぎてしまうためで、施術後の長時間の入浴は避けたほうが良いようです。適度にリラックスして過ごし、体の声に耳を傾けましょう。